平成27年度特徴的な事例紹介:コミュニティ・キャンパス佐賀アクティベーション・プロジェクト

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    取組内容

    西九州大学

    平成23年度より運用を開始した学外体験科目群(あすなろう体験科目)の延長線上に、COC科目群(地域志向科目)を設定し、教養科目から専門科目にわたる地域志向科目群を整備している。地域貢献として実践的な成果を上げていくことを目標としている。機能性食品の開発や認知症等の早期発見に関しては既に成果を実現している。地域志向科目への学生参加者数27年度1000名超(学生数1800)。ステークホルダーとの連携回数は27年度327に上った。学修到達度の可視化の試みも進行中である。学生自身の自己評価に加え、全教科の能力観点別評価も運用を開始した。プロジェクト型学修法、ポートフォリオ活用、コンピテンシー獲得が確認できる学修成果の可視化、この3つを組み合わせた取組みを実現したい。

    平成27年度特徴的な事例紹介_西九州大学

    平成27年度特徴的な事例紹介_西九州大学(PDF:705KB)

    学生・教員インタビュー

    インタビュー

    《この方々に伺いました》
    健康栄養学部健康栄養学科 3年 新垣 琴木さん  
    健康栄養学部健康栄養学科 3年 半田 香さん
    西九州大学 副学長/地域連携センター 井本 浩之センター長
    健康栄養学部健康栄養学科 児島 百合子助教
    地域連携センター 中島 哲男事務長
    地域連携センター COC事業 土橋 真奈美コーディネーター
    地域連携センター COC事業 徳安 優一コーディネーター


    “明日は檜の大木になろう”そんな想いをこめた「あすなろう体験」。専門分野にとらわれない体験型学習を通して、檜の大木のように大地にしっかりと根を張り、高い志を持って未来という天空に向かって真っ直ぐに伸びていってもらえるよう、新しい社会人としての資質を養っています。

    社会人基礎能力が身につく地域志向科目「あすなろう体験」

    (半田さん)1年生のときに受講した「あすなろう体験機廚蓮⊆分たちでボランティア活動に応募し参加する授業なのですが、私が初めて応募したボランティアは1型糖尿病患者のためのサマーキャンプのスタッフでした。キャンプ前には糖尿病について詳しく知るための勉強会があったのですが、血糖値検査、インスリン注射(注射中身は水を入れてあるもの)を自分で行うもので、小さな子供たちはこれを毎日自分でしてると習い、早い段階で学校の授業よりも詳しく糖尿病について学ぶことが出来ました。準備が多く大変なこともありましたが、小さな子供たちとの交流も楽しく、自分たちが考えたイベントの達成感などがありとても充実したキャンプになりました。このボランティア活動で一緒になった同じ学科の子と仲良くなり、今受講している「あすなろう体験掘廚發修了の友達の勧めで参加し、あすなろう体験で友達の幅を広げることも出来ました。

    (新垣さん)「あすなろう体験掘廚破楝疾讐曚気鵑ら菓子製造ラインを活用してお菓子開発の依頼がありました。本村製菓さんと協議し、佐賀県発信の新しい焼き菓子を開発することにしました。生産者さんやデザイン会社さんにも加わっていただき、“チームMOCHIMUGI”を結成し一緒に商品化について話し合いをして、試作品が完成しました。学内での試食アンケート調査をし、商品を完成させ、3月に販売する予定です。この体験では、「協調性」「課題発見力」「日程調整の重要性」の三点が大切だと感じました。自分のチーム内だけではなく他のチームとも協力し合い、反省会を行い課題分析を行えました。将来は食品会社で開発を担当したいと思い授業に参加しましたが、難しさを学ぶことができ、就職に対して真剣に向き合えるようになりました。


    COCで進化する「あすなろう体験」

    (井本センター長)本学は学部の構成から専門職へ就職する学生が多かったのですが、最近は銀行や一般企業などバリエーションが豊かになりました。これまでには無かったことで、私も驚いています。求人を行っていない東京のベンチャー企業を訪問し、就職を決めてきた学生もいます。あすなろう体験を1年生のときから受けているおかげではないでしょうか。
    あすなろう体験は平成23年からスタートしましたが、平成22年までと全く状況が変わりました。それまでは教員は委員会等の出席等で地域とかかわることが主だったのですが、“子育て支援に関するノウハウはないか”など実践的な相談が来るようになりました。地域のイベントにもかなりの学生が行っているので、うちの大学がなくなったら県内の多くのイベントにかなりの支障が生じるのではと自負しています。
    あすなろう体験供↓靴賄初参加人数が少なかったのですが、COCで専門教育科目を増やした結果、今年専門教育科目でも700名近くが参加しています。

    能力観点別評価の導入

    (井本センター長)地域の方々からいただく温かい声をどう実質的な成果に結びつけていくかが今後実現すべき課題の1つです。また、学生の学修成果をどのように評価すべきか、という課題もあり、能力観点別評価を含んだシラバスの作成をするため、OECD(経済協力開発機構)のコンピテンシーにそって作り直し、それぞれの科目が能力観点別にどういう資質能力をのばすのかを明確にしてもらいました。また、能力観点別に学生が何点かを数値化してわかるようにし、科目分野ごとで分析することが可能になり、地域志向型の授業科目で学生自身がどのような能力伸展を実現できたかを目に見える形で確認できるようになりました。地域に出かけてサポートしたぐらいでは、地域に対する成果を可視化できません。最初は学生が来てくれたことだけで感謝されますが、徐々に要求が上がっていき、3年すれば学生は何もしてくれないとの批判に変化しています。そこで学生がこれだけ成長したということを数値で示すことが出来れば、地域の皆さんのおかげで成長したというのを見せていけます。目標を明確に設定し、それを実現するための方法論をたて、実際に活動に従事し、成果物を作成し、十分な振り返りを行い、それらの過程を一定の評価指標によって客観評価するような仕組みを組み上げたいと考えています。


    • 平成27年度特徴的な事例紹介_西九州大学(詳細版)はこちら

    平成27年度特徴的な事例紹介_西九州大学(詳細版)(PDFファイル:658KB)

    • 西九州大学の取り組み内容はこちら

    西九州大学の取り組み(PDFファイル:1.99MB)

    平成27年度『特徴的な事例』選定基準


    地(知)の拠点整備事業のフォーローアップの1つとして、毎年度、各大学等が学生、教職員、連携自治体に対して実施するアンケート調査において、数値が上昇しているCOC採択機関に対し、インタビューを実施しましたので「特徴的な事例」としてご紹介させて頂きました。



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