びわ湖ナレッジ・コモンズ−地と知の共育・共創自立圏の形成−

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    取組内容

    滋賀県立大学

    「地域に根ざし、地域に学び、地域に貢献する」という開学の理念を展開した「近江楽座」が平成16年度からスタート。現在では大学院の「近江環人地域再生学座」、学部の「近江楽士(地域学)副専攻」へと展開し、連携自治体への地域デザイン・カレッジの設置などへ発展し、大学を中心とした地域創生が展開されています。

    具体的な取組事例

    具体的な取組事例(PDF:217KB)

    学生・教員インタビュー

    インタビュー

    「地域に根ざし、地域に学び、地域に貢献する」という開学の理念を展開した「近江楽座」が平成16年度からスタート。現在では大学院の「近江環人地域再生学座」、学部の「近江楽士(地域学)副専攻」へと展開し、連携自治体への地域デザイン・カレッジの設置などへ発展し、大学を中心とした地域創生が展開されています。

    《この方々に伺いました》
    環境科学部環境生態学科 3年 山本 麻由佳さん  
    環境科学部 2年 三田 綾香さん
    地域共生センター 鵜飼 修准教授
    地域共生センター 萩原 和准教授
    地域共生センター 上田 洋平助教


    地域志向科目で出会った地域の人と仲を深めています

    山本さん 「近江楽士(地域学)副専攻」の「地域再生システム論」がとても印象的でした。大学院生も加わったグループで彦根市小野町のまちあるきをし、良いところや課題を探して解決する方法を地元の方も一緒になって考えました。今まで地域の大人の方と話す機会はありませんでしたが、話してみていろいろな価値観のある人がいておもしろいなと感じました。授業の後もお世話になった方と連絡をとるようになり、小野町のお米で造ったお酒のラベルデザインを採用していただいたり、お祭りへ誘っていただき、伝統芸能の太鼓を教えてもらい参加させていただくなど、普段できない経験をすることができました。地域に出ることで、色々なことに挑戦させていただいているのだなと思います。

    三田さん 「地域探求学」で初めて“地域人”の方(地域教育プログラムで学生の受入れや指導など、教員とともに学生の学びのプロセスをサポートし、地域側で対応頂く自治体や企業、NPO、自治会など様々な形で地域活動に取り組まれている方々)とお会いし、地域で働く方法や楽しさなど、様々なことを教えていただきました。お話しするのは最初緊張したけど優しくしてもらい、話すのがすごく楽しくなりました。印象的なことは「学生は遊んだ方がいい、何事も100点目指さなくてもそのうちの6割頑張ればいいと自分に言い聞かせることが大切」と教えてもらったことです。学校のサポートもありましたが、地域人の方にアポを取り、一人で会いに行くという滅多にできない貴重な経験であったと思います。私は「近江楽士(地域学)副専攻」を4年間履修する予定なので、決められた単位を修得し「コミュニティ・ネットワーカー(近江楽士)」という称号を取得することを目指しています。

    “地域教育プログラム”再編 地域を元気にする変革力がある人へ

    萩原准教授 COCで取り組んだのは、これまで本学が実践してきた地域と連携した教育活動を地域教育プログラムとして体系的に再構築することです。地域教育プログラムでは3つの力(コミュニケーション力、構想力、実践力)の修得を通じて、滋賀県をはじめ、地域を元気にする変革力がある人を育てることを目標にしています。全学1回生の必修科目として「地域共生論」を設定し、地域に入るためのマナーを知らない学生に、コミュニケーションの取り方、コミュニケーション力を培うための授業を開講しています。この授業では約300人2クラスのアクティブラーニングを実施しています。学生のモチベーションを持続させるために、グループ替えや相互評価も実施しています。

    鵜飼准教授 地域共生論では全4学部の先生方が参画する「運営委員会」を設置し、地域共生というテーマで、講義とアクティブラーニングを実施していただいています。学部ごとの得意なテーマがありますが、それを全学生が分かるような内容にアレンジしてもらい、全体でのストーリーが通るように調整しています。

    上田助教 選択必修科目である「地域コミュニケーション論」は、学生に自分のこれから学んでいく動機を知ってもらい、勇気を持って地域に出てもらうためにも知事や企業の社長など実際に色んな種類の地域の人と出会い、地域の人とのお見合いをしてもらっています。そして、授業で出会った人たちとまた違う授業を通じて一緒にフィールドワークをするなど、出会いの質を深め、広げていってもらいます。これにより、学生達は人を知り、人の生き方を知り、自分の将来や仕事のことも話すようになります。


    大学院での人材育成が学部の地域教育のサポートに

    鵜飼准教授 大学院生と社会人が受講する「近江環人地域再生学座」という、まちづくりに関するノウハウを身につけるコースが大学院にあります。修了後は「コミュニティ・アーキテクト(近江環人)」の称号が大学から付与されます。学部の授業「近江楽士(地域学)副専攻」では、地域に学生が出るプログラムをいくつか設けていますが、その受け皿の中心となるのは“近江環人”の社会人であり、仲介や窓口になってくれています。大学院での人材育成が学部の地域教育のサポートに繋がっています。平成27年1月現在、近江環人の称号授与者は96名でそのうちの約半数が滋賀県内の各地で活動しています。県内どこのエリアでも学生が地域に出る活動の相談や教育の手伝いを依頼することができます。

    上田助教 近江環人の社会人は地域教育の資産です。近江環人地域再生学座では、社会人が大学院生と一緒に机を並べることで知識を付けるだけでなく、大学生の動かし方や教育、教員の得意分野など大学を活用するリテラシーをもっていただき、卒業後は“近江環人”として地域に入ってある意味「内通者」となり、大学が地域に入っていくときの「翻訳者」となってくださいます。そんなパートナーがだんだん増えてきました。また、学生のことを理解してもらい、労力をかけて一緒に育っていくようにし、そこで育った人材を大学も地域も社会全体で享受することを理解して付き合ってくださっている方には“地域人”になっていただいています

    インタビュー抜粋版(PDF:278KB)


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    インタビュー詳細版(PDFファイル:800KB)

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